地元コミュニティ

金継ぎに救われた、六次元に感謝

北海道の旭川市に暮らす義理の母は、表千家のお茶の師範だ。
器にも目がないらしく、いろいろお持ちである。

嫁さんと里帰りしたとき、あまり使っていないから、持っていけと、気さくに器を渡される。その一つに青白青磁があった。

あまりその価値がわからないまま気軽に受け取ったものの、何となく高級な雰囲気なので、そのまま桐箱にしまって納戸スペースに置いておいた。来客用に使うつもりで。
もっぱら、我が家では、ダイソーで買った100円の器が大活躍であるのだ。

先日、納戸スペースの登山用品を整理していた際に、その桐箱を棚から落としてしまった。
嫌な音がしたので、開いてみると、小鉢が割れているではないか!
ショック!
うわー、義理のお母様に申し訳ないと、頭をよぎる。

桐箱の蓋の裏に書いてあった書き付けの「井上萬二」なる人をインターネットで検索してみたら、
「人間国宝」と出てきたー。

えっーー、今さら、いくらだったのかなんか、聞けない・・・。

はっと、思い出したのが、荻窪駅のすぐ近くのカフェ「六次元」でやっている金継ぎワークショップだ。
オーナーのナカムラクニオさんは、ご自身がクリエーターでありながら、イベントカフェも経営されている楽しい方だ。

さっそく、そのワークショップに参加して、初めての金継ぎに挑戦した。

ナカムラさんによると、お茶の世界では、故意に器を割って、金継ぎをして、新しいデザインに作り直すという技法があるという。器に新しい世界感が加わるのだ。

音楽でいうところの、リミックスのようなものか。

器の世界の奥深さに触れることとなった。なんて自由なのだろうかと。

まあ、なにわともあれ、金継ぎによって、形はもどった。金の筋を加え、僭越ながら人間国宝と私の共同作品の出来上がりとなった。

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